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かわいいキャラクターの描き方講座lessons home

私が、アニメ・マンガ系専門校でキャラクターの描き方の講師をさせていただいて感じた事を、初心者の方向けの絵の描き方から、イラストの描き方の上達のコツなどワンポイントレッスン的なキャラクター講座としてアップしてます。 ★YouTubeでイラストクリニック(お絵かきアドバイス動画)配信してます!


★人気キャラクター講座

▼画像をクリックすると各講座ページに移動します。

超!初心者が上手な絵を描くために 2023.12.1 UP
何で絵がうまく描けないの?そんな方のためにキャラクターのアタリの描き方、模写のコツなどを、マンガ専門校講師がわかりやすくご紹介


顔の描き方

顔の描き方。キャラの鼻の高さやあごの形など描写するポイントやコツ

ミニキャラ描き方

簡単!かわいらしい2等身・3等身のデフォルメキャラの描き方の基本です。

目の描き方

マンガやアニメの目のデフォルメ かわいい目の描き方、横顔の目など。

髪の毛の描き方

髪の毛をかわいらしく描くコツ、毛先の描き方や髪の流れの描写の仕方

服のシワの描き方

服のシワができる部分と描き方のポイント。かわいらしく見せるコツ 

簡単な体の描き方

簡単にかわいく描ける立ち絵の描き方のコツとキャラの描写による描き分け方

女の子の描き方

色々な女の子の顔や表情、性格にあった立ちポーズの描き方などなど。

YouTube特別講座

「模写はできるけど想像で絵が描けない理由」についてわかりやすく説明!約7分の動画

★この他のキャラクター講座の目次(一覧)はコチラから


超!初心者が上手な絵を描くために

「なんで上手にキャラクターが描けないんだろう……」
絵を描きたいと思っている方へ


最近、マンガスクールに来られる方の中に「独学で練習したけど上手く描けないので習いにきました」という方が目立つ気がします。
今は書店には多くの技法書が並び、ネット上ではイラストの描き方が無数にアップされていて絵を学びやすい環境ではありますが、情報が多すぎて、絵の初心者方の中には混乱して「どの描き方がいいの?」とか「全然描けるようにならない」など、絵の悩みが減らない方もいらっしゃいます。
「絵を描くことは楽しいこと」でも、それが苦しみになってしまうのはとても残念です。
今回は超初心者の方、また、ちょっと練習したけど、うまく描けない方向けに、絵の描き方を基本的なことからやっていきたいと思います。

キャラの描き方


■初心者が上手な絵を描くために 更新履歴(目次)

G想像でキャラクターが描けないときは??
2023.12.1 up

かわいい顔を想像で描く簡単なやり方、何もイメージがないとき想像するコツ

F色々な絵が好き!何でも描けるようになりたい2020.6.4 up
好きなキャラクターを描くためには

Eかわいい顔の型を意識して描こう!2019.8.29 up
線の描き方で、絵が変わる!

Dそもそも何でアタリがうまく描けない!? 2019.4.25 up
アタリがうまく描けないその原因とは

C何でキャラがかわいく見えないんだろう? 2019.3.28 up
模写した時、キャラが似ない、かわいく見えないその理由とは

B何で下描きの線がきたないんだろう? 2019.3.14 up
筆圧で絵の印象が変わってしまう

A思いどおりに線が描けないのは何でだろう? 2019.2.20 up
絵を描く時のペンの持ち方、線を描くコツと練習方法

@どんな道具を使えばいいの? 2019.2.14 up
マンガ絵を描くための筆記具の選び方


どんな道具を使えばいいの?2019.2.14 up


受講生Bさん
「絵が上手くなりたい…でも…絵を描く道具をよく知らないんですけど……画材屋に行ってプロが使う道具を揃えた方がいいですか?」


ぽんち
「絵の道具なら100円ショップでも売ってますよ」


受講生Bさん
「え?…そんな安い道具でもいいんですか?」


イラストの道具

道具選びを気にしている人が多いですね。デジ絵はiPadなど使っている方も多いと思いますが、今回はアナログからやっていきたいと思います。
大きな100円ショップでは、色々な筆記具が売ってます。画材店では高価な極細シャーペンなどもあります。でもちょっと試しに使ってみるには100円ショップのシャープペンでもよいと思います。描きはじめの方は、どのタイプのペンが自分にあっているかわからないので、使ってみてよければ高価な物にステップアップしてみましょう。

ぽんち
「とりあえず身近にある道具で描いてみてはどうですか?普段使い慣れているシャープペンとか」


受講生Bさん
「え?…シャープペンで描くのですか?僕は絵は鉛筆で描くものと思っていたんですけど…」


ぽんち
「マンガ絵ならシャープペンでいいと思います。線画で描くことが多いので」


イラストの道具

皆さんも美術の授業ではスケッチブックに鉛筆や練り消しを使って、濃淡をつけたりして絵を描いた経験があるのではないでしょうか。
アナログでのマンガ絵はキャラクターの輪郭線などを描いて、モノクロで仕上げたり、彩色をしたりします。

受講生Bさん
「シャープペンも色々なタイプがあるんですね」

今の100円ショップではシャープペンでも、色々な芯の太さのものがあるので、絵が描きやすいです。一般的なシャープペンは0.5ミリの芯だと思いますけど、0.3ミリとか0.9ミリなどの芯の太さの物もあるので、数点ほど揃えておくと便利です。ちなみに芯の濃さはBがおすすめです。

ぽんち
「もちろん、鉛筆の方が使いやすいのなら、それでもいいと思いますよ。鉛筆のよさもありますから」

●楽しく描くために(その1)
自分が描きやすいと思ったものが一番です。受講生の方の中には学校の美術の成績が悪くて、鉛筆に苦手意識をもっている方もいます。そういう人はシャープペンの方が気持ちを新たに練習できたりするようです。



思いどおりに線が描けないのは何でだろう?2019.2.20 up


受講生Bさん
「ちょっと、先生に僕が描いた絵を見てもらいたいんですけど……どうしても、上手く描けなくて悩んでるんです」

模写1


ぽんち
「このキャラクターは、何かを見て模写したものでしょうか?」


受講生Bさん
「はい…好きなマンガのキャラを模写してたのですが、真似できなくて…半分はオリジナル入ってます」


ぽんち
「そうですか。でも、最初はうまく描けなくても、好きなキャラをそっくりに模写したほうがいいと思いますよ」


●模写と初心者
初心者の方の場合、絵の練習というと模写から始められる方が多いですね。けれども中には、うまく真似られずに、目や髪の毛の描写を省略したりして、適当に描いてしまう人もいます。
あなたが描きたいと思った絵には、あなたが「かわいい」「かっこいい」と思う部分が、絵の中に入っています。
模写をする意味はそれを見つけて、描き起こすことでもあります。最初はオリジナルを入れずに描きましょう。

受講生Bさん
「わかりました…でも、真似したくても思ったように線が描けないんです…」


ぽんち
「そうでしたか。わかりました。…ではちょっと線の描き方をチェックしたいので、今ここでハートのマークをひとつ描いてもらえませんか?」


受講生Bさん
「えっ? ハートのマークですか?」


【Bさんが描いたハート】

受講生Bさん
「描きましたけど…あぁ…でもちょっとハートの形がいびつになってしまったかな…」


ぽんち
「線が思ったように描けないのはペンを持つ手の動き(ペンの移動)がうまくいってないからかもしれません」


受講生Bさん
「えっ? そうなんですか?」


ぽんち
「最初なので、ちょっと確認という意味で、ペンの持ち方を見てみましょう」


●シャーペンの持ち方と絵
ペンの持ち方

人によって、ペンは色々な持ち方(握り方)をしていると思います。
絵を描く上で大切なことは「自分の思ったところに直線や曲線を描けるかどうか」ということ。ハートを描いてもらったのはそのチェックのためです。

ハートにはいろいろな要素があります。
左右のバランス、曲線の滑らかさや、先端の尖りなど(キャラの顔の輪郭などを描く時の基本的な要素が入っています)もしも、きれいな線を描く事が難しいようなら、ペンの持ち方を少し気にしてみてはいかがでしょうか。


受講生Bさん
「はぁ…ペンの持ち方なんて考えたこともなかったです」


ぽんち
「全てこれが原因となっているわけではないですけど、いちおう絵が描きやすいペンの持ち方ってあると思いますので」


●絵が描きやすい持ち方


これが通常の絵を描く場合の「描きやすい持ち方」です。
シャープペンの角度は斜めになるので、ペンの先端部分が少しだけ見えている状態です。右手の小指は紙に軽くあたっている状態が普通です。

■絵が描きにくい持ち方
続いて、描きにくい持ち方の例です。

※小指を伸ばして描く人

これはたまに受講生で見かける「変なペンの持ち方」をしている人の例です。くせで小指をのばして描いています。
これでは小指の先が紙にぶつかってしまい、描きづらいと思います。腕全体が動かしづらく、とくに円などの曲線が描きづらくなってしまいます。


※シャーペンを垂直に立てて描く人

まるで筆を持っているかのように、ペンを垂直に立ってて持っている例です。この場合、紙に手の小指は全く触れていません。腕も紙にあたっていないので、自在に手を動かすことはできるのですが、手全体にふらつきがでてきます。


この持ち方は、おおざっぱなアタリを描くときにはいいのですが、細かい部分を描くこときには手が震えやすくなります。
利き手の小指を紙の上に軽く置くようにすると、手が安定して、細かい部分が描きやすくなるので、目的によって持ち方をコントロールできるといいと思います。


受講生Bさん
「そっか…持ち方か…文字はスラスラ書けるんだけどな」


ぽんち
「普通に字が書けるんだからペンの持ち方なんて意識しないですよね。絵を描く前のウォーミングアップとして、ハート以外にも星の形を描いてみてもいいと思います」


受講生Bさん
「そうですか。ではさっそく練習してみます!」



ぽんち
「あの…Bさん、そんなふうに練習してもあまり意味ないですよ。それでは、ただの苦行になってしまいますから」


受講生Bさん
「あ…そうかもです。…ノート一冊、ハート描きまくったりしちゃう系なんですよね、僕って」



ぽんち
「ハートを描いてもらったのはあくまでも、キャラクターを描く前の、手と脳の準備体操みたいなものですから…。今度はペンの持ち方を意識して、もう少し丁寧にキャラクターを描いてみましょう」


受講生Bさん
「わかりました。ではもう一度キャラクターを描いてみようと思います」



何で下描きの線がきたないんだろう2019.3.14 up


受講生Bさん
「先生、ゆっくり丁寧に描いてみたんですけど、どうでしょうか」


ぽんち
「ちょっと力が入りすぎて、全体が黒ずんじゃいましたね。丁寧に描こうとする気持ちはいいのですが」


受講生Bさん
「消したり描いたりしてたら、こんな風になりました」


ぽんち
「そうでしたか。最初からちょっと線を濃く描きすぎかも…ですね。アタリの線などは薄く描くといいですよ」


受講生Bさん
「…なんか頭の形とか目の位置がうまく描けなくて、こんな感じになっちゃたのですが」


ぽんち
「わかりました。Bさんの絵を元にして、ちょっと描いてみましょう」



ぽんち
「最初に、こんな感じで頭・首・肩のアタリ線を描きます」



ぽんち
「このアタリ線をもとに、目や鼻や口を描き込んで、髪の毛はアタリの上にのせるような感じに描き、服も裸の上に着ているように描きます」


ぽんち
「アタリ線が薄ければ目立たないので、目などの描き込みがしやすいのです」


受講生Bさん
「……先生、いきなりこんな風に描くのは、僕には無理です…」


ぽんち
「もちろん、細かい描き方はこれから説明していきます。ここでは、頭などのアタリを丁寧に描くことが大切だということを覚えてください」


●初心者とアタリ線
マンガ絵を描くとき、初心者の方はあまりアタリを丁寧にとらない方が多い気がします。描き慣れている方なら、ラフなアタリからも描き起こせますが、描き慣れてない方は形が想像できていないので、バランスの狂った絵になってしましがちです。

顔の描き方
最初は「アタリをうすく丁寧に描く」ことが大切だと思います。

受講生Bさん
「わかりました。…でも、筆圧が高いというか、なんとなく力を入れて描いてしまう癖があるので……」


ぽんち
「筆圧は持ち方が関係していることが多いです。もしかしたらBさんはこんな風にペンを持つ癖がありませんか?」


受講生Bさん
「あぁ…そうですね。僕は描く時ペンを握りしめています。なんとなくペン先を紙に押し付けるようにして描かないと、線が描けないような気がして…」


ぽんち
丁寧に描くということは、力を入れて描くということではないですよね。なので、ガリガリと大きな音をたてないように描いてみるといいですよ」


●筆圧とペンの持ち方について


これは描きにくい変な持ち方の例です。とくに筆圧が高めの男性に多くみられます。ペンを強く握りすぎると筆圧が高くなってしまい、鉛筆やシャープペンの芯が頻繁に折れるのが特徴です。
軽くペンの先を紙にあてるだけでも線は描けます。


受講生Bさん
「頑張って描こうとして、気合を入れると自然に力が入ってしまうんだよな、僕って。…気持ちの問題もあるってことか」


ぽんち
「そうですね。でも、Bさんに限らず、描き始めの方は特に力を込めすぎて描いている気がします。もっと気楽な気持ちでいいと思いますよ」


受講生Bさん
「焦りがでてしまうのかな。…ついつい消しゴムをかける時も、紙がグシャッって、よれちゃったりしますね」


ぽんち
「それはちょっと力を入れすぎかも。筆圧を弱めて描く事で線が薄くなるので、軽い力でも消しゴムで消えます。とにかく力を抜きましょう」


◎消す時は、こんな風に軽く消しましょう。

△ゴシゴシと力いっぱい消すと紙が痛んでしまいます。


受講生Bさん
「あ、先生、絵を描く紙って、どんなのがいいんですか?やっぱり画用紙とか上質紙ですか?」


ぽんち
「好みですが、気軽に描くならコピー紙が意外といいですよ。高白色と表記のあるものが、真っ白い紙で描きやすいです」


受講生Bさん
「え?…コピー用紙に絵を描くのですか?僕はてっきりコピー用紙はコピーするための紙かと思ってましたが…」

●絵を描く紙について

絵を描く紙は色々な種類があります。100円ショップには厚みのある画用紙やクロッキー紙などの薄い紙も売っています。どれも描きやすい紙ですね。ちょっと遊びで描くならA4サイズのコピー用紙がおすすめです。


ぽんち
「ところで、Bさんの好きな、描きたいキャラクターってどんななんですか?」


受講生Bさん
「えっと…僕が描いてみたいキャラクターって、実は色々あるんですよ。今、好きな絵をスマホに保存してあるので、ちょっと見てもらえませんか?」


ぽんち
「へー、Bさんはふんわりしたかわいい女の子と、クールなイケメンが描きたいのですね」



受講生Bさん
「はい…まあ、そんな感じでしょうか。今はコレですが、色々な絵が描けるようになりたいんです。好きな絵描きさんはたくさんいますし…」



何でキャラがかわいく見えないんだろう?2019.3.28 up


受講生Bさん
「とりあえず、この女の子のキャラクターを描いてみたいんですけど…でも…模写してもうまく描けないんです」


ぽんち
「どんなところがうまく描けないんですか?」


受講生Bさん
「キャラクターの輪郭線がどうなってるのか、よくわらないっていうか…特に髪の毛とか、細かいところの形がわからなくって…」


ぽんち
「そうですか。じゃあ参考にしている絵をモノクロ(白黒)にしてみると、わかりやすくなると思いますよ」

●イラストを模写するちょっとした裏技
皆さんが描いてみたいと思うキャラクターは、多くは彩色されているカラーイラストだと思います。実は初心者の方はこの色合いに惑わされて、輪郭線を描く時に形をとらえにくくなっていることがあります。ちょっとしたことですが、カラーをモノクロに変換してみると、輪郭線がわかりやすくなります。スマホの場合は「画面をモノクロにする」で検索するとやり方がででたりします」



ぽんち
「モノクロにするとこんな感じになります」


受講生Bさん
「あっ…同じ絵でもぜんぜん印象が違いますね。なんか、すっきりしたというか…」


ぽんち
色の情報がないと、形の方に目が行くので、線が描きやすくなると思いますよ」


受講生Bさん
「そっか。これなら、輪郭線がわかりやすいかも…。これを参考に、さっそく真似て描いてみたいと思います」



受講生Bさん
「先生、描いてみました!」



ぽんち
「前の模写よりも、線の感じがよくなってると思います。目などの顔のバランスを調整すれば、もう少し似せられるといいと思いますが」


受講生Bさん
「あの…先生…模写で悩んでることがあるんですけど…僕が描くと女の子がかわいく見えないっていうか…なぜか…真似てもかわいくならないんですよね」


ぽんち
「Bさんは参考の絵の女の子のどういうところが、かわいいって思ってるんですか?」


受講生Bさん
「え?…ぅう〜ん…なんとなくかわいいって思う…ってのが正直だけど…やっぱ、顔かな…?」


ぽんち
「ここがポイントですよ、Bさん。絵がうまくなるために、ここの部分をはっきりさせるといいと思います」


受講生Bさん
「えっ?どういうことですか?」


ぽんち
「なんとなくかわいいかな〜…ではかわいらしさの理解が弱いと思います。この絵を添削するまえに、Bさんの”かわいらしさチェック”をしてみましょうか」


ぽんち
「それでは質問に答えてくださいね。参考にしている絵を分解して、顔のパーツと髪の毛のパーツにわけてみました。Bさんはどちらの方が、かわいく感じますか?」



受講生Bさん
「えっ……やっぱ、顔がある方ですね。髪の毛だけだと、のっぺらぼう感が変な感じですから…」


ぽんち
「そうですか。では2問目です。どちらの髪形の方が、かわいいと感じますか?」




受講生Bさん
「う〜ん……どちらもかわいいと思うけど、右のロングヘアーの方がやっぱかわいいかも…」


ぽんち
「わかりました。では次の質問です。女の子の目の大きさを変えてみました。左の子が大きい目で、右の子が小さい目になっています。どちらの方が、かわいく感じますか?」



受講生Bさん
「僕は…目の大きい方が、好みっていうか…かわいく思いますね」


ぽんち
「はい。では、最後の質問でーす。同じ顔の女の子で、服を変えたバージョンです。どちらの方が、かわいく感じますか?」




受講生Bさん
「えっと…うーん、これは…どっちもかわいい…かな。選ぶのが難しいです」


ぽんち
「そうですか、わかりました。では、Bさんがかわいく感じる絵の傾向はこんな感じかもしれませんね」


目が大きめの幼い顔立ち
ロングヘアー
顔の印象が強い傾向


受講生Bさん
「まあ…そうかも…。でも、そのことが模写がうまくなることと、どう関係があるんですか?」


ぽんち
Bさん自身が、描いたものがかわいく感じられないのは、この部分をしっかり意識(理解)して模写していないからなんですよ


受講生Bさん
「えっっ、そうなんですか??」


ぽんち
「ここで、先ほどBさんの描いた模写絵を、赤ペンで添削してみますね」



受講生Bさん
「あれ?僕が描いた絵は、ずいぶんズレてますね、特に顔のあたりが…」


ぽんち
「Bさんの描いた絵に、赤ペンで描いた絵を重ねると、どれくらいバランスがズレているのかが、よくわかりますよね」


ぽんち
「あと、Bさんは目を高めの位置に描く「描きグセ」があるんじゃないかって思いますが」



受講生Bさん
「…ホントだ僕が描いた絵は、目の位置が高くなってる…!あと結んでいる髪の毛のボリュームもぜんぜん足りないみたいだ…」


ぽんち
「Bさんに限らず、初心者の方は模写をする時、パーツを部分的に見て形を真似ようとする傾向があります。


ぽんち
「なので、全体の髪のボリュームや目の位置などに意識がいかないため、バランスのズレが出やすいのです」


ぽんち
「特にBさんがかわいいと思う絵は、目が大きくて位置が低いので、ここがずれてしまうと、Bさん自身がかわいいと思う絵ではなくなってしまうんですよ」


受講生Bさん
「え〜、そうだったのか…描きグセか。知らなかった。あとは好きな絵のどこがかわいいと思うのか…しっかり意識して描く必要があるってことか」


ぽんち
「Bさんが、自分の描きグセを自覚して、自分がかわいいと思う部分は崩れないように描く事が大切なんです」


受講生Bさん
「あ〜〜そっか。そーゆーことか…」

かわいらしさをちゃんと理解して描こう!

キャラクターには色々な可愛らしさがあると思います。今回の「かわいらしさチェック」では、Bさんは真ん中の女の子を選びましたが、皆さんの中にはショートカットの子や目の小さい女の子の方がかわいいと思う方がいらっしゃると思います。人によって、かわいいと思うキャラクターはみんな違うものです。だから描きたいキャラクターも様々なはずです。
でも、なぜ自分がその絵を選び、どの部分がかわいいと思ったのか、はっきりとわかっていないと、自分自身がかわいいと感じる絵が描けません。「なんとなくかな〜」からは卒業しましょう。


ぽんち
「続いて、アタリの描き方を丁寧にやっていきたいと思います」



受講生Bさん
「はい、先生。よろしくお願いします!」



そもそも何でアタリがうまく描けない!?2019.4.25 up


受講生Bさん
「あのー、先生、アタリの描き方って色々ありますよね。棒人間だったり、人形みたいだったり…」


ぽんち
「そうですね、人によってアタリの取り方って違っていますよね」


受講生Bさん
「僕は、どういうアタリの描き方がいいのか、よくわかってないんです。そもそもアタリからしてうまく描けないっていうか…」


ぽんち
「うーん、そうですか。あのー、逆に質問ですが、Bさんはアタリは何のためにやってるのでしょうか?


受講生Bさん
「え…なんのために?…えっと…それは…目や鼻の位置などが狂わないように…バランスを決めるためだと思います」


ぽんち
「ええ、そうですよね。アタリの取り方ですが、全身の説明から始めると大変なので、顔のアタリからやりたいと思います」




ぽんち
「簡単な顔のアタリはこんな感じです。顔の中心に縦横の十字線をいれて、目や鼻の描き込む位置の目安にしています」


受講生Bさん
「あのー、先生、それは技術書とかで見て知ってるんですが、その横の線で、ちょっと聞きたいことがあります」


ぽんち
「はい、どんなことですか?」


受講生Bさん
「たての線は顔の中心ということはわかるのですが、よこのアタリ線は絵師さんによって、描く位置が違っていませんか?


ぽんち
「そうですね、描く人によって、横の線の位置はちょっと違う事もありますね。Bさんが言っている横線の違いはこんな感じじゃないですか?」



受講生Bさん
「あ、はい、こんな感じです。絵師さんによって横線を引く位置が違うのは何故なんでしょうか?


ぽんち
「横のアタリ線は、目の位置だったり鼻の位置だったりと、描く人が描きやすいところに引いて描いています。位置決めのための目安なので決まっていません



ぽんち
「アタリ線はあくまでも目安なので、もし、目鼻口の位置がわからない(イメージしにくい)場合は、横線をたくさん描いてもいいのです」



ぽんち
「わたしの場合は、まつ毛の部分(目の上部)に横線を1本だけ引いてます。この時に耳の位置と首のアタリも描いています」


顔のアタリの取り方と考え方
初心者の方の絵を見ると、顔のアタリの十字線を技術書などを参考に、なんとなく見よう見まねで描いている感じがします。大切なのは、その線で何のバランスをチェックしているかを理解して描く事だと思います。
目の真ん中に横のアタリ線を入れた人が目が描きやすい人もいれば、鼻の位置に入れた方が描きやすい人もいます。皆さんはキャラの顔を描く時、どの位置に横のアタリ線を入れた方が描きやすいでしょうか?描きながら考えてみましょう。


受講生Bさん
「自分が描く時に、顔のバランスが取りやすいところを見つけて横線を引くことが大事なんですね」


ぽんち
「そうですね。バランスについてはこの後くわしく説明したいと思いますので、先に、顔の輪郭のアタリの取り方にちょっと注目したいと思います」


ぽんち
「比較のために、よくある2つタイプの顔のアタリを描いてみました。Bさん、違いがわかりますか?」



受講生Bさん
「あ…はい。@はマルに十字線だけだけど、Aにはあごの線が追加されています」


ぽんち
「そうですね。どちらのアタリの取り方が、いいとか、悪いとかではないんです。傾向として描き慣れていない人がAの描き方で描くと、面長な顔になりやすい感じですね」



受講生Bさん
「面長…顔がたて長になるんですか?」


ぽんち
「ちょっと実験で、それぞれのアタリでキャラを描いてみますね」






受講生Bさん
「あ、Aの方が面長というか…普通っぽいのかな。@と比較するとお姉さんぽい感じになっていますよね


ぽんち
「初心者の方がAのアタリで描く場合、あごの線を付け足す印象が強くなり、こんな感じの顔のバランスになりやすいのかなと思っています」



ぽんち
「Bさんは前回のキャラの模写の時、Aのようなアタリを描いていましたよね」



受講生Bさん
「あ…はい」


ぽんち
「Bさんが模写してる女の子は、おもいっきり丸顔なので、@のようなアタリの方が描きやすいのでは…と、思ったのですが」



受講生Bさん
「え?……それじゃあ…Aのアタリの取り方で描くのは、ダメだったのでしょうか?」



ぽんち
「いえ、ダメではないですよ。アタリの取り方は決まってないのですから。ただ丸顔のキャラには@のようなアタリの方が、イメージしやすくなるのでは……と、思うのです」



受講生Bさん
「まー確かに…@の顔のアタリの方が、元絵の女の子の顔の輪郭に近いですね」


ぽんち
「アタリは必ずこのように描く!とか、決めつけずに、自分自身がイメージしやすいアタリが取れればそれでいいのです


アタリの面白さと難しさ


アタリの描き方はいろいろあります、描き慣れた方ならAのアタリの描き方でも色々なバリエーションの顔が描けます。ただ、初心者の方はアタリそのものの形の影響を受けやすいで、自分が描きたいキャラクターに、なるべく近い感じのアタリの方がいいと思います。


自分のキャラにあったアタリを見つける(模写・オリジナルキャラ)


ぽんち
「Bさんは、今は模写をしてますけど、いつかはオリジナルキャラを描きたいと思ってますよね?」


受講生Bさん
「ええ、まだアタリもうまく描けないけど、いつかはオリキャラを描けたらいいなと思ってます」


ぽんち
「模写でもオリジナルキャラを描く時でも、そのキャラの好きな部分(かわいらしさ)が崩れないように描く事が大切なんです。好きな部分は人によって違いますが…」


ぽんち
「Bさんがアタリがうまく描けない原因は、自分が好きなキャラの顔の型(好きな顔のバランス)が、まだよくわかってないからでは…と思うのですよ」


受講生Bさん
「…顔の型?」


ぽんち
「はい。前回の模写の時、Bさんが"かわいく感じるキャラ"は、目が大きい幼い顔立ちの、ロングヘヤーの女の子、ということを見つけましたよね。それを顔の型としてアタリを描けばいいんです



受講生Bさん
「え?あ……僕はいろんな絵の描き方をネットとかで見て、絵を描く時はアタリを描くものだと思ってただけで…あまり意味を考えずに…真似てやってただけで」


受講生Bさん
「…今先生が言ったように、僕はまだ、好きな顔のバランス(顔の型)を考えて描いていないような気がします


ぽんち
「Bさんは大丈夫ですよ。好きなキャラクターがちゃんといるんですから。その顔立ちのバランス(顔の型)を基準とすればいいわけですから」


初心者と上級者のアタリ


受講生Bさん
「そのー、先生…実は前から絵のアタリのことで、ずっと気になってることがあるんですけど…」


ぽんち
「どんなことですか?」


受講生Bさん
「…僕の友達にすごく絵がうまいやつがいるんですけど、その人はアタリをあまりとらないで描く人なんです。超簡単なラフ絵からいきなり描ける人でして…」


ぽんち
「確かに、そういう風に描いてる絵師さんも沢山いますよね」


受講生Bさん
「描き慣れてくれば、アタリはいらなくなるのですか?」


ぽんち
「良い質問ですね。描き慣れているキャラクターであれば、アタリを取らずに描けることもありますが…」


ぽんち
「…実は初心者の人が描くアタリと、絵を描き慣れてる人が描くアタリとでは、その意味が違ってくる場合があるんですよ」


受講生Bさん
「え…?それはどういうことですか?」


ぽんち
初心者の人が描くアタリというのは、顔のバランスを考えるために描く、位置決めとしてのアタリになっていると思います


ぽんち
「最初におおよその顔の大きさや、目、鼻、口の位置を決めておけば、バランスが狂いにくくなるから、アタリを描いているわけですよね」


ぽんち
「それに対して描き慣れてる人が描くアタリというのは、描いてる途中でバランスの確認をするために描く、確認のためのアタリという場合があるんです



受講生Bさん
「へぇ…そっか…そうなのか。知らなかった…。僕は初心者だから、まだ位置決めとしてのアタリをやっている段階ってことか」


ぽんち
「Bさんも慣れてくれば、ガイコツのような細かいアタリ線は少しづつ省略していけるようになると思います」


受講生Bさん
「そっか…アタリをとらないで描くなんて…僕の場合はまだ早かったな。とにかく今は、自分の好きな顔の型のアタリを描いて、練習しないと…」


ぽんち
焦らずにちゃんとアタリをとって描いていくことが、かわいいキャラを描くよい方法だと思いますよ。それではBさんの好きな顔の型(アタリ)からもう一度描いていきましょう」



かわいい顔の型を意識して描こう2019.8.29 UP


受講生Bさん
「……よ〜し、かわいい女の子を描くぞ!とにかく元絵のバランスよく見て、顔の型を描いてみよう」



受講生Bさん
「顔のアタリはこんな感じで大丈夫かな…?なんとなく、右目と左目の位置がずれてるような気がするけど…正確かどうかわからないな」


受講生Bさん
「あのー、先生、どうでしょうか?僕のこのアタリの描き方は正しいですか?


ぽんち
「絵は、正しいとか間違っているという考え方はしないんです。Bさん自身がどう感じるのかという問題なんです。考え方が違いますね」


受講生Bさん
「え??…どう感じるっかて…僕自身は、なんとなく目の位置が変かもしれないっなて…思うんですが…」


ぽんち
「では、そう感じるところを調整してみましょう」


受講生Bさん
「そうですか、それじゃあ、正確なアタリを描きたいので定規を貸していただけませんか?ちゃんと図って正確なアタリを描いてみたいんです


ぽんち
「キャラを描く時は、基本的に定規は使いません。設計図を描いてるわけではないので…。今まで通りに普通に模写してくださいね」


受講生Bさん
「うっ…そ…そっか。完全に図って正確に描くなら、元絵をトレース(転写)しているようなものだしな。…それでは…模写とは言えないか」


ぽんち
「あ…あのー、Bさん。あんまり堅苦しく考えないで、気楽に楽しく描きましょうよ」


感覚で描く大切さ
初心者の方の中には「うまく描きたい」と思うあまり、模写するとき定規を使おうとする方がいます。
もちろん、背景や小物を描く時には必要になることもありますが、わたしはキャラクターを描く時に使うことはおススメしてません。
定規で測って描いたりしていると、いつまでもそれに頼ってしまい、描く感覚が伸びない方が多いと感じるからです。自分の目でバランスを図れるようになる」ことが上達のポイントだと思います。


受講生Bさん
「あ…はい。そうですね。つい…性格がでてしまって…。今まで通りに、見たままに模写します」



受講生Bさん
「えっとー、先生、だいたい描けたんですが…」


ぽんち
「はい、前に描いたものよりバランスはいい感じですね」


受講生Bさん
「ええ…バランスは前よりは、真似て模写できたと思うんですけど…。でも…やっぱりうまく描けてない気が…」



ぽんち
「どんなところがうまく描けなかったと思ったのですか?」



受講生Bさん
やっぱり…顔がかわいく見えないっていうか…バランスはそんなに狂ってないとは思うんですけど…生き生きしてないっていうか…」


ぽんち
「Bさんに限らず、アタリを意識して描きはじめると、最初はそう感じる人が多いんですよ」


受講生Bさん
「えっ?そうなんですか?」


アタリを意識すると絵が下手になる!?

スクールの受講生の中にも「アタリを取ると絵が下手になる」という方がいます。大きな原因のひとつは目や鼻の位置など、バランスを取ることに意識を集中しすぎて、全体の描写を考える余裕がなくなっているからだと思います。例えばバランスにこだわって、ガイコツの骨組みのようながっちりとしたアタリを描いてから描くと、普段描いているキャラよりも生気のない堅苦しい顔になってしまったりロボットのような死んだ表情になってしまう人もいます


受講生Bさん
「そ…そうなのか。僕はてっきり、目の位置のズレとかで、絵が下手に見えるのかと思ってた


受講生Bさん
「バランスが大きく狂っていないのに、絵が上手に見えないのは、パーツの大きさや形がおかしいからってことなのでしょうか?」


ぽんち
形を正確にとらえて描くというのは基本なんですが、特にキャラの顔は、それだけでは生き生きとした表情にならないことがあるんです」


受講生Bさん
「それは…どういうことなんでしょう?」


ぽんち
「絵で説明しますね。今描いてもらったBさんの絵を、わたしが上からトレース(なぞり描き)してみたいと思います」



●Bさんの絵を、赤い線で上からなぞり描きします。


●赤い線を黒い線に戻します。なぞり描き完成!


受講生Bさん
「あれ?なんか違う…。ただ先生が上からトレース(なぞり描き)しただけなのに、絵が良くなったように見える…


ぽんち
「それは線の描き方の違いによるものです。強弱や濃淡のある線にすると絵が良く見えるんです



受講生Bさん
「へぇー、トレースって言っても単純に線をなぞるだけじゃないんだな。線の描き方の違いだけでこんなに印象が変わるとは…」


受講生Bさん
目のバランスとか、髪の毛の形とかも、まったく変わってないのに……こんなに見た目が違ってくるなんて…不思議だなぁ


受講生Bさん
「キャラクターの形を正確にとらえて描けばいい、という単純なことではないってことか…」


ぽんち
「ここで、目のアップの描き方の違いを見てみましょう。上がBさんの描いた絵で、下はわたしがそれをトレースしたものです」



受講生Bさん
「あ、目がぜんぜん違いますね。僕が描いたのは線が、ガタガタしてるというか("^ω^)・・・」


ぽんち
「Bさんだけでなく、初心者の方がアタリから描く場合、目の位置が狂わないようにと気にするあまり、このような感じの線なりやすい傾向があります」



ぽんち
「少しずつ、きれいな線を意識して描くように心がければいいと思います」



受講生Bさん
「そうですね、わかりました」


ぽんち
「あと、髪の毛の描き方も、流れるような線で描くと、もっと似せられると思いますよ」


受講生Bさん
「う〜ん…髪の毛って描くのが難しいんですよね…」



ぽんち
「髪の毛を描くコツですが、下の絵のような感覚で描くといいと思います」



受講生Bさん
「あー、そうですね」


ぽんち
「アタリを描いて、絵を描く事になれてきたら、目や髪の毛などの線を、きれいに描く事に心掛けましょう


線の面白さと難しさ

改めて上の二つの絵を見比べてもらうと、線の描写が違うと、見え方が全然ちがうと思います。
当然、アタリはちゃんと描いた方がいいのですが、描きはじめの方は、アタリの線を意識しすぎてしまい、絵を描く気持ち(脳)が固くなってしまう傾向があります。
しっかりとしたアタリがある場合、デッサン的な狂いは少なくなるのですが、無機質な線なりやすいのです。
アタリから描く事に慣れてきたら、目の描線や髪の線などを、きれいに描く事を意識すると、キャラクターが可愛く見えてくると思います。



色々な絵が好き!何でも描けるようになりたい2020.6.4 up


受講生Bさん
「なんとなく、女の子の顔の描き方のポイントがわかってきた感じがします」


受講生Bさん
「先生、唐突な希望なんですけど、今度は参考にするキャラを男キャラに変えて、描いてもいいでしょうか?」


ぽんち
「?…ええ…べつにそれはいいですけど…今度はどんなキャラが描きたいんですか?」


受講生Bさん
「まえに、見せたイケメンキャラなんですけど…ちょっとまた、今、スマホで画像を見せますね」



受講生Bさん
「これ、最近ハマってるキャラなんですけど…僕はこーゆーキャラも好きなんで、こっちも描けるようになりたくって…


ぽんち
「そうですか……今まで描いてた女の子のキャラとは、ぜんぜんイメージが違いますね


ぽんち
「このキャラは、マンガのキャラクターなのでしょうか?」


受講生Bさん
「はい、今、友達から勧められて読んでるマンガの主人公なんですけどね。ともかくマンガの内容がすっごく面白くって」


ぽんち
「へー、マンガのストーリーにハマったのですね」


受講生Bさん
「はい。実は最初、絵はそこまで好きじゃなかったんですけど、読んでるうちにハマってしまって、コイツめっちゃかっこいいって思うようになって…」


ぽんち
「どういうところが、かっこいいと思ったんでしょうか?」


受講生Bさん
「ルックスもですけど、一番は性格ですね。コイツって頭脳明晰なんですよ。でもメンタルでは弱いところもあって、孤独なやつなんですが、友達を大切にするやつでして」


ぽんち
「そういう性格って、女子ウケもしますね」


ぽんち
「ところで、絵的にはどこが好きになったんでしょうか?」


受講生Bさん
「え〜っと、かっこいいから…なんですが、どこっていうと、「病んでる系の顔」っていうか…う〜ん…ともかく笑顔のないやつなので…」


ぽんち
「今、Bさんが言った「病んでる系の顔」と言うのは、キャラクターの性格を知って、好きになったのでょうか?


受講生Bさん
「まあ…そういうことになりますね。最初は絵的には、そこまで好きじゃなかったわけでして…」


ぽんち
「そうですか。では、描き始める前に、もう少し「絵のどこが好きなのか」しっかり意識していきましょう」


キャラクターを好きになるキッカケ
キャラクターを好きになるキッカケ、それは色々あると思います。マンガを読んで凄くかっこいい思ったり、イラストの中に描かれたキャラを可愛い、と思ったりと。でも、その好きになったきっかけが、時には初心者の方が、絵を描く時に、上達の邪魔をしてしまうこともあります。


受講生Bさん
「えー、そうなんですか」


ぽんち
「このキャラ以外で、描いてみたい男性キャラってありますか?」


「えっと…、はい、前に好きだったマンガのキャラかな」


ぽんち
「そのキャラはどんなキャラですか?」


受講生Bさん
「ちょっと待ってください、あー、これです」



ぽんち
「うわー……、また、さっきのキャラとは、ぜんぜんイメージが違いますね


ぽんち
「このキャラのどんなところが好きなんですか?」


受講生Bさん
「え〜っと、見た目は怖いんですが、こう見えても優しいやつなんです…毒舌だけど…」


ぽんち
「そうですか、今は、はじめに見せてくれたイケメンキャラの方が描きたいですか?」


受講生Bさん
「まあ…今はそういうことになりますね


ぽんち
「Bさんは、マンガを読んで、キャラの性格込みで絵が好きなのですね」


受講生Bさん
「そうですね。…マンガを読んでいるうちに、キャラが好きになることってあるじゃないですか?」


ぽんち
「もちろん、ありますよ。わたしも同じですから」


ぽんち
「でも、Bさん、よく考えてみてください。今、Bさんが言った「好き」という気持ちは、マンガのストーリーを知った後に、生まれた気持ちだと思うんです」


受講生Bさん
「え〜っと、そうですね」


ぽんち
「それは絵を描かない人でもハマれば「好き」になると思います。でも絵を描く人は気をつけないと、本当に描きたい絵から、ズレていってしまうことがあるんです」


受講生Bさん
「え〜っ???」


ぽんち
「Bさんが、描いてみたいと思ったキャラを並べてみました」



ぽんち
「ちょっと、難しいとは思うのですが、この2人をマンガのキャラではなく、イラストとして見て、描き方の違いを見つけてください」


ぽんち
「どんな違いがありますか?」


受講生Bさん
「え〜っと、左がシンプルな描き方で、右の方がリアルに描いている感じだと思います」


ぽんち
「そうですね。この二つのキャラは、描写の仕方がちょっと違います。Bさんは、そういう風にイラストとしてじっくり見た事は少なかったのではないでしょうか?」


受講生Bさん
「そうかもしれません…」


ぽんち
「好きな絵を描くためには、絵を描かない人達とは「違った見方」をする必要があるんですね」


受講生Bさん
「え?…それはどういうことですか?」


ぽんち
「普通、キャラクターは性格込みで好きになるものなんですが、描く人はその絵の何が好きなのか、ちゃんと理解する必要があるんです」


ぽんち
「女の子のキャラの時にも説明しましたけど、絵のどこが好きなのか(かっこいいと感じるのか)そこが大事なんですね」



ぽんち
「そこが具体的になっていないと、描くこと(表現すること)が難しくなってしまいますから」


受講生Bさん
「あ…そっか。僕は描きたいキャラはいろいろだけど、キャラの絵が好きなのかストーリーが好きなのか、ごちゃごちゃになってるかも知れないな」


ぽんち
両方好きが普通じゃないでしょうかね


ぽんち
「ちょっとここで、他のキャラクターも見てもらえますか? 男の子キャラです」



ぽんち
「この絵は、Bさんの好みでしょうか?」


受講生Bさん
「えっと…これは、かわいい系の男の子ですよね…。いや〜…僕はあんまり、絵柄的には好みじゃないですが…」


ぽんち
「そうですか。じゃあ、Bさんって、やっぱりクールの男の子が好きなんでしょうかね」


受講生Bさん
「そうかも。あ…でも、僕はギャグマンガに登場してくる男の子キャラも面白くて好きなんだよな…」


ぽんち
「話が広がりすぎるので、ギャグマンガのことはひとまず後回しにしますね」


ぽんち
「次にもう1人見てもらいたい男の子キャラがあるので、ちょっと見てもらえませんか」



ぽんち
「この絵って、Bさんの好みでしょうか?」


受講生Bさん
「わわー、こういうクールな表情って好きですね。かっこいいキャラだと思います。僕はこーゆー絵柄は好みですよ」


ぽんち
「そうですか。でもBさん、今好みの絵柄って言ってましたけど、実は今見せた2人のキャラの絵柄は同じなんですよね」


受講生Bさん
「え?…絵柄が同じ?」


ぽんち
「Bさんが今言った、好みじゃない絵柄と、好きな絵柄を並べてみました」



受講生Bさん
「あ…そっか。キャラクターは違うけど、絵のタッチ(絵柄)は同じってことか…」


ぽんち
「そうですね。キャラを描く人は、描き手としての目線で、その絵のタッチ(絵柄)を見ていくといいでしょう」


受講生Bさん
「う〜ん…絵のタッチか…見てるようで見ていないのかもな…。確かに言われてみると、そんな風にキャラを見ていないような気がする…」


受講生Bさん
「絵のタッチかぁ…」


ぽんち
「ここで、絵のタッチの説明をしますね」



ぽんち
「この女の子の描き方は、パッと見は似ていますが、よく見ると右と左の絵では、描線の数が違っています


受講生Bさん
「あ…わかります、線の数が違いますね。左の絵が線の数が多くて、右の絵が線の数が少ない…」


ぽんち
「そのとおりですよね」


ぽんち
「ちょっと絵の見方を変えていけばいいだけです。絵描きの目線で自然に絵を見れるようになれば「見る力」がついてきます」


受講生Bさん
「見る力か…そっか…」


ぽんち
見る力は、描く力になっていきますので」


ぽんち
「だって、Bさんは今は模写の練習をしているわけですから、キャラの描写の仕方をよく見ていかないと、真似できませんよね?」


受講生Bさん
「ええ、はい…そうですよね」


ぽんち
「さっきBさんが、ギャグマンガの話をしていたので、デフォルメについてもちょっとお話ししますね」


ぽんち
「わかりやすいのが、ミニキャラです」



ぽんち
「ギャグマンガもいろいろな絵柄があると思いますが、よくあるのがミニキャラのようなデフォルメじゃないでしょうか」


受講生Bさん
「確かに…僕が読んでるギャグマンガも、頭がすごく大きいデフォルメキャラだったような…」


ぽんち
「ミニキャラにもいろんなバリエーションがありますけどね」


ぽんち
「今見せたミニキャラは、1つのデフォルメ例ですが」


受講生Bさん
「…う〜ん、ミニキャラか…」


受講生Bさん
「けっきょく僕は、かわいい女の子も描きたい、かっこいい男も描きたい、ミニキャラも描きたい…って、ちょっとよくばり過ぎてるのかな…」


ぽんち
いろいろな絵が好きで、描いてみたい気持ちはわかります。でも、まずは、1つのタッチに決めて描いた方が上達しやすいと思うのですよ」


ぽんち
「1つの絵柄がある程度描けるようになってから、バリエーションを増やしたほうが、描きやすいと思うのですが…」


受講生Bさん
「たしかに…そうかも」


ぽんち
「ここで、キャラのデフォルメの違いを見てみましょう」


まずは、本当に好きな絵柄を1つ見つけよう!

上にある3つの女の子のキャラクターはデフォルメ(誇張)が違います。皆それぞれのかわいらしさ、美しさがあると思います。
スクールに学びに来られる初心者の方の中には、「いろいろな絵を描きたい」と言って、沢山のキャラクターの資料を見せてこられる方がいます。中には、まったくジャンルの違うマンガ本を持ってこられる方もいます。お話を聞くと、絵というよりは「読んでるマンガのキャラクターの性格が好き」という感じです。
でも、いざ学習をはじめてみると、その方の描く絵柄は、”好きな絵柄”とは違うということがあります。その中で、ふと感じたのは「絵として、本当に自分の描きたいキャラクター絵を見つけられてないのでは?」ということでした。
初心者の方が、絵を描きはじめるには、とりあえず、自分の好きな絵柄を「1つに決める」ことだと思います。


受講生Bさん
「確かに「絵として描きたい」と強く思って、キャラクターを見てなかったかもな…。なんとなく、いいな、って感じで…」


ぽんち
「最初はそういう人も多いですよ。ただ、絵を描く人は、よく絵柄を観察して、自分が好きな部分を意識して、キャラクターを描くことが大切ってことです」



想像でキャラクターが描けないときは??2023.12.1 up


受講生Bさん
「でわ、さっそく描きたい絵を1つ決めて、描いてみます!」


ぽんち
「いいですね、やってみましょうか」



受講生Bさん
「こんな感じかなぁ…あれ?でもなんか…変な顔になちゃったな…しっかりアタリはとったんだけど…」



受講生Bさん
「先生…試しに想像で描いてみたんですが、やっぱり難しくて…うまく描けなかったです。お助けアドバイスもらえませんか?」


ぽんち
「Bさんはどんなキャラを描こうとしたんですか?」


受講生Bさん
「ショートカットのかわいい女の子を描こうかなって思って」


受講生Bさん
「模写でなくて、想像で描いてみたんですが、やっぱ手本がないと、顔の輪郭や目の位置をどうやって決めて描いたらいいのかよくわからなくて


ぽんち
「そうですね、想像でキャラを描くためには、最初に頭の中でイメージを作ることから始めるといいですよ」


受講生Bさん
「う〜ん、そういわれても、なかなかイメージが思い浮かばなくて」


受講生Bさん
「おかしいな〜、いままで、かわいい女の子の模写をたくさんやってきたんだけど…あんまり記憶できてないっていうか…」


受講生Bさん
模写は少しできるようになったかな〜と思って、チャレンジしてみたんですが、全然描けなくてびっくりしました」


想像で絵を描こうとすると描けない!?
模写だと描けるけど、ちょっと想像でキャラを描こうとすると、描けなくなってしまう」「どうやって描いたらいいか迷ってしまう」などという悩みをよく受講生からうけます。お話を聞くと、難しく考え過ぎずていることが多いように思います。まずは顔のアタリからはじめて、キャラの顔のイメージを作っていきましょう!


ぽんち
「でわ、ショートカットのかわいい女の子のイメージを作る、簡単なコツを説明しますね」


受講生Bさん
「よろしくお願いします!」


ぽんち
「さっきBさんは「記憶できてないから想像で描けない」って言ってましたけど、暗記のように記憶するというのは考え方が違うかなと思います。かわいいと感じるバランスを意識して描くことです」


ぽんち
「とりあえず、基本となる正面向きの顔の輪郭を描いて、絵で説明しますね」



ぽんち
同じ輪郭であっても、目、鼻、口、眉、耳の位置を変えるだけで、色々なかわいい顔が描けちゃうんです」


ぽんち
「難しく考えなくても大丈夫。ここでは「同じ顔の輪郭からでも、いろんなかわいい顔が描けるんだな」と思って見てください」



受講生Bさん
「わーー、3パターンのかわいい顔だ!あ、でも、顔の輪郭がまったく同じだなんて、言われなかったら気がつかないな」


ぽんち
「そうですね。輪郭が違っているように見えるのは目の錯覚です」


ぽんち
「この3パターンの顔の輪郭よく見てみてください。赤線の輪郭の形はまったく同じなんです。ここがポイントです



ぽんち
「@「中高生の顔」この顔を基本の顔として、3パターンの顔を描きます」



ぽんち
「A「幼い顔」@の基本の顔よりも目が大きく首が細くなっています。また耳の位置も下に下がっています



ぽんち
「B「お姉さんぽい顔」@の基本の顔よりも目が小さく首が太くなっています。また耳の位置は上に上がっています



受講生Bさん
「一番上が普通の中高校生キャラって感じで、真ん中が小学生っぽくって、一番下はかわいいお姉さん系キャラって感じですね!」


ぽんち
「模写は手本があるので、それを描いた絵師さんのかわいらしさの基準にしたがえばいいのですが、想像で描く場合は、このかわいらしさの基準を自分で決めることになります」



ぽんち
「初心者さんの場合は、最初に顔のバランスの基準を3パターンくらい考えて、さらにここから1つに決めるといいと思います」


ぽんち
簡単に考えるコツ「顔の輪郭は変えない」ことです」


受講生Bさん
「僕はてっきり、顔の輪郭ごと変えないと、キャラの描き分けができないと思ってました」


ぽんち
「もし、顔の輪郭ごと変えた場合、かわいい顔のパリエーションが多くなりすぎて決めることが大変になるんじゃないかなと思うので」


ぽんち
「それでわ、正面顔が描けたら、次は横顔を描いてみましょう」


ぽんち
「@「中高生の正面顔と横顔」この顔のバランスを基準として3パターンの横顔のバランスを比較してみましょう」



ぽんち
「A「幼い顔」青い線をよく見てください。首が細くなってるのがわかると思います。また耳の位置も下に下がっています



ぽんち
「B「お姉さんぽい顔」こちらは首が太くなってるのがわかると思います。また耳の位置は上に上がっています



ぽんち
「ここで、3パターンの横顔のバランスを確認してみましょう。ちょっとした変化で、顔の印象って全然違ってきますよね」



受講生Bさん
「そっか…まえにかわいい顔の基準は決まってないって教わったっけ…人によって好みが違うわけだから…」


ぽんち
「何もイメージが思い浮かばない場合、とりあえず顔の輪郭を決めて、目、鼻、口といった部分のみを調整して、好みの顔を決めると簡単かなと思います」


ぽんち
「顔のパーツをかわいらしく調整するコツは、例えば「顔の整形手術をして自分好みの顔にする」という気持ちでやってみるといいでしょう」


受講生Bさん
「へぇ 顔の整形手術とは面白い考え方ですね」


受講生Bさん
「キャラの模写やってるとき、目だけ適当に変えて描いたりしたこともあったけど、うまく描けなかったのは整形に失敗しちゃったってことになるのかな?」


ぽんち
「適当に顔の手術したらそうなちゃうかもですね〜」


受講生Bさん
「僕は幼い顔立ちの女の子が好みだから、3パターンのうちの幼い顔のバランスをしっかりイメージして、もう一度描いてみます」



受講生Bさん
「やっぱ、最初にバランスのイメージを決めたほうが描きやすかったな」


受講生Bさん
「先生、どうでしょうか?僕はさっきより、かわいく描けたかなーと思ってるんですが」



ぽんち
「はい、かわいく描けてると思います。新たに描いた顔の方が、Bさんの好みが伝わってきますね」


受講生Bさん
「実は僕…、たくさん絵を描きまくっているときたまに偶然「うまく描けたなー」と思うことがあるんですが、今ちょっとだけその理由がわかったような気がしました」


受講生Bさん
「適当でも、たくさん描いているうちに、「偶然、顔のバランスが自分の好みと一致した」ということかなーと…」


ぽんち
「いいところに気づきましたね」


ぽんち
偶然描けたという場合は、かわいらしさを意識して描いていないので、次はうまく描けないかもしれません」


ぽんち
「でも、今Bさんが描いた絵は、偶然ではなく、意識的に好みのバランスに整えたわけですから、着実に上手くなっていると思います」


受講生Bさん
「そっかー、これからはちゃんと好みのバランスを意識して描いてみます!」


何もイメージが思い浮かばないときは
初心者の方が想像で描く場合、いきなり全部想像で描くことは大変かと思います。なので、最初に、顔から考えて、次に体の形を想像するといったように順番に考えた方がやりやすいと思います。 好みの顔のバランスが決まったら、その顔に合った体系(全身)を考えてみましょう。



キャラクターの体系が決まったら…
顔と体系が決まったら、次は顔と体系に似合った服を着せてみましょう。服が決まったら最後にポーズを考えます。ここでは、比較しやすいように3人を同じポーズで描いていますが、キャラクターの性格を考えて、その性格が伝わるようなポーズを考えるといいでしょう。(キャラのポーズを作るやり方について詳しく知りたい方は、こちらを見てくださいね)



受講生Bさん
「へ〜、同じ顔の輪郭から描いているのに、全然違うキャラになってますね」


ぽんち
「この顔から描いていくというのは、頭に何もイメージが浮かばない時にどうやって描いていくのか、という解決方法のひとつですね」


ぽんち
「もちろん、体全体からイメージする方が描きやすいという方ものいると思います。絵の描き方はひとつではないので」


ぽんち
「ただ、初心者の方は、顔から描いていくほうがキャラクターの外見を考えたり、性格(内面)を想像しやすいように思います


受講生Bさん
「あ、そっか…顔を描いてる時、このキャラはどんな服を着るのかなって思ったりしますよね」


★この続きは、しばらくお待ちください。



顔を描いてみよう!!first lesson

●キャラクターの顔の描き方・コツ
キャラクターを書くとき、最初はなんといっても「上手に顔を描きたい」ではないでしょうか。
顔の描き方

でも、かわいい顔を描きたいと思っても「バランスよく描けない」とか、角度を変えて描くと「同じ顔に見えない」なんてことは、描き始めの頃はよくあることです。
ポイントは3つ「髪型・輪郭・目のバランス」
です。でも、今は「こういう事を気にして描くのか」くらいに思ってもらえれば十分です。

●バランスがとりやすくなる顔を描く順
はじめにイラストとしてよく描かれる向きの顔の描き方をやりたいと思います!
「顔はどういう順番で描くの?」という質問を聞くことが多いのですが、描く順は決まってないです……でも、髪の毛から顔を描き始める方は少ない気がします(;´Д`)

そこで普段わたしが描いてて、バランスがとりやすくなるなぁと思っている描く順番を公開しちゃいます(=∵=)
顔の描き方

まず輪郭を描いて、それに頭部をのせて顔のベースを作ります。続いて顔の中心線を入れますが、これは曲線で描くといいでしょう。この中心線を目安にまつ毛を描いて目の位置をきめて、目を描きます。
顔の描き方

目を描いてから髪の毛を描くほうが、顔の完成を想像しやすいので、初心者の方は描きやすいと思います。
(眉毛は前髪と重なってるので、アナログの場合は描き直しづらいため、ここでは前髪を描いてから眉毛を描いてます)
顔の描き方

中心線を目安に鼻や口、眉毛を書き入れて、目の中も描きこみます。不要な線(中心線など)を消し、線を整えます。

★目の詳しい描き方はコチラを参考にしてみてね

簡単に女の子をかわいくみせる描き方
さらに、もっとかわいく完成させるには、髪の毛を細かく描いたり、ヘアーアクセサリーを工夫したりするといいと思います。
顔の描き方

これで、顔の完成です!!つり目でツインテールの女の子☆軽〜いノリで描いてみて(ゝω・)

簡単にキャラを上手にみせる描き方

初心者の方が簡単に顔を上手にみせるコツは、まつ毛と顔の輪郭を強調して描くこと(^○^)
顔の描き方

まずは、基本となる顔の描き方を最初のレッスンにやりました。
描き方講座では、さらに目の描き方髪の毛の描き方など、色々とやっていますので、よろしければ、ご覧くださいませ。

皆さんの参考になれればうれしいです。


キャラクター講座一覧(画像付き)

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★画像をクリックすると各講座のページに移動します。

横顔の描き方

横顔の描き方。キャラの鼻の高さやあごの形など描写するポイントやコツ

ミニキャラ描き方

簡単!かわいらしい2等身・3等身のデフォルメキャラの描き方の基本です。

目の描き方

マンガやアニメの目のデフォルメ かわいい目の描き方、横顔の目など。

髪の毛の描き方

髪の毛をかわいらしく描くコツ、毛先の描き方や髪の流れの描写の仕方

ミニキャラ描く2

コスプレや小物などをかわいく見せるパーツの描き方を説明していきます。

簡単な体の描き方

簡単にかわいく描ける立ち絵の描き方のコツとキャラの描写による描き分け方

女の子の描き方

色々な女の子の顔や表情、性格にあった立ちポーズの描き方などなど。

ミニキャラ化する

オリキャラやアニメキャラを簡単にミニキャラにデフォルメするコツ

男女の描き分け方

年齢ごとの簡単な男子キャラと女子キャラの描き方や顔の描き分けのコツ

服のシワの描き方

服のシワができる部分と描き方のポイント。かわいらしく見せるコツ 

ポーズの描き方

女の子をかわいらしく見せるポーズや女の子の特徴的な仕草の描き方

影のつけ方と線画

簡単な影のつけ方。影の種類と陰影を考えた線画の描き方と彩色の方法のコツ

YouTube特別講座

「絵が描ける人と描けない人の違い」についてわかりやすく説明!約5分の動画

動きをつけるコツ

簡単に動きのある絵を描くためのポーズや服、髪の毛の描き方のポイント

デフォルメのコツ

アニメ・マンガキャラのデフォルメの描き方のポイント。ちょっとしたコツ

コピックの塗り方

コピックの塗り方 少ない色数で上手にみせる肌・髪の毛の簡単な塗り方のコツ


おすすめ講座ダイジェストcontents

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おすすめ講座の最初の説明部分をご紹介!


簡単!かわいい立ち絵の描き方「講座紹介・ダイジェスト

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ここではキャラクターの全身、基本の立ちポーズの描き方をやりたいと思います!
立ち絵を描くコツは少しだけ動きをつけることです。そうすると「棒立ち」にはならず、キャラがかわいく見えます。

また、かわいいキャラクターといっても、色々なタッチ(色々な描き方)があると思います。今回は3つのタイプのキャラの描き分けをしていきたいと思います。("^ω^)

■基本的な立ち絵を描く
では、ベースとなる基本的な6頭身のキャラクターを描いてみたいと思います。はじめは描線の数が少なくて、色々なタッチに変更しやすいアニメっぽい絵柄をイメージして描いてみます。

●まず、キャラの頭部のアタリのO(マル)を描きます。
◎頭のアタリの描き方はこんな感じですo(≧▽≦)o

◎丸を描きます。
◎下にあごの形を描きます。
◎顔の中心線を十字に入れます。これで頭のアタリはできました。

■それを6つ並べて、6頭身のキャラクターのベースを作りますo(≧▽≦)o

背の高さ(頭身)を決める大切さについて
これは初心者の方によくあるパターンですが、描く時にキャラクターの頭身を考えないで(顔から順番に)描きはじめると、身体がでっかくなりすぎる場合があります。
あんまり身体がデカイとかわいく見えない…かも(つд`)・゚・

…なので、最初に頭のアタリをとってから、全身のアタリを描き起こすといいでしょう__φ(..)

キャラの立ちポーズの描き方講座へ >>


ミニキャラの描き方・基礎「講座紹介・ダイジェスト

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☆ミニキャラをかわいく描いてみよう
小さくデフォルメしたキャラのことを、ミニキャラ、チビキャラ、(ちびキャラ)SDキャラ…とかっていいますよね☆

ここではミニキャラと言ってますが、ミニキャラは主に、2頭身キャラと3頭身キャラがあります。

●2頭身キャラの描き方
まずは2頭身キャラの説明から。アタリ線を描くとき、2つの丸の大きさが大体同じように描くといいです。アタリ線だからといって、雑に描いて大きさが違っていると、うまく描けません




2頭身キャラのコツは、顔も身体もぽっちゃりな幼児体系(キューピ○人形みたい)にして、首を細く短く描くとかわいく見えます!



ミニキャラの描き方講座へ >>


女の子の描き方 顔・表情の描き分け方「講座紹介・ダイジェスト

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★性格を考えながらキャラの顔を描こう!
キャラの顔を描くコツは、簡単に言うと、キャラクターの性格が見た目で想像できるように描くということです。キャラクターだって生きてる人間と同じ(と思ってください)なのだから、当然性格も作ってあげないとダメですよね(o>ω<o)

それでは、色々な顔の描き方をやってみたいと思います。お嬢様系、優等生系…などと描いてあるのは、勝手にわたしがキャラの見た目の雰囲気に合わせて決めたことなのでノリで見てください。

●キャラクターの基本の表情について


マンガキャラならストーリを作るうえで性格設定は当然のことですが、
イラストでもある程度は作っておかないと、キャラの服装とか、似合うポーズとか何も決められなくなっちゃいますから…
。・゜・(ノД`)・゜・。

●表情の描き方の基本

上の表情はプチトマトに表情をつけたものです。
こんな野菜でも顔をつけると命が宿ってみえませんか?

表情を決める第一歩は、最初に基本の表情を決めることです。

基本の表情とは、その女の子の普通の表情(自然な状態の顔)のこと。つまり、いつも怒ってるような顔が基本の顔(普通の表情)の場合もあるってこと。

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キャラクターの目の描き方「講座紹介・ダイジェスト

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★マンガやイラストのキャラの目のデフォルメ

「目の描き方を教えてほしい」というご要望が多かったので、このへんで顔の描き方にからめてワンポイントレッスンやります!

まず基本的なことですが、上のまつ毛を太めに描くと目がはっきりしてかわいくみえます。
リアルの女の子も、つけまつ毛や、アイライナーをしてお洒落してますよね。まつ毛は太めのほうが、かわいくみえるもんです。

目を描くときのコツは白目の形に気をつけて描くといいですね。
モノクロで描いてるときは気にならなくても、色をつける時、白目の形が変だと肌の色の部分と、白目の色の部分の境目があやふやとなってしまい、困ってしまいます。

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簡単な男女の描き分け方「講座紹介・ダイジェスト

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☆女の子らしさ、男の子らしさを知って比較してみよう!


まず、はじめに幼い男の子、女の子の描き方の違いから見ていきたいと思います。

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キャラクターの髪の毛の描き方「講座紹介・ダイジェスト

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★髪の毛をかわいらしく見せるコツ
キャラクターを描くとき、表情と同じくらい気になるのが髪の毛。
今回は髪の毛をかわいらしくみせるポイントです。

まず、髪の毛の描き方ですが、大体、下の3つに分かれるかと思いマス。


@はアニメキャラなどに多い、まとまりのある髪の表現

Aはマンガキャラなどの線(描線)が多い表現

Bはファンシーイラストなどに多い、デザイン的(ヘルメットっぽい?)髪です。

次に、かわいい髪の毛を描くコツですが、毛の流れに動きをつけるといいです。毛先にいくにつれて、少しずつ細かく描き込んでいくと絵のクオリティーがあがって見えるかなと思います(*´ω`*)
髪型よりも、髪の毛の流れや動き方の練習をするほうがいいかと…☆

「毛先はどんな風に細かく描くの?」という方のために、ちょっとしたコツを説明☆

髪の毛の書き方講座へ >>


簡単なキャラクターの影のつけ方「講座紹介・ダイジェスト

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「キャラクターの影のつけ方をわかりやすく説明してほしい」との意見が多くありましたので、わかりやすく画像を増やして、説明を全体に加筆し、リニューアルしました。

「キャラクターに影がうまくつけられない」イラストやマンガを描き始めたばかりの方はそう思うことが多いのではないでしょうか。


キャラクターイラストではジャンルによって色々な影の書き方をしたり、マンガではトーンを使って陰影を表現したりしますが、まずは、最初に顔の影のつけ方(影の考え方)から見ていきましょう!

下の例はアニメっぽい影の例ですね。(よくある影のつけ方5パターン!)
影をつける時は「光がどこから差しているのか」を考えます。
そして、髪型や輪郭、顔の目鼻立ち(おうとつ)、体におちる頭部の影を考えて描きます。文字で描くとなんだか難しく感じますが、絵にすると下のようなカンジです

ここでは、「光の方向が変わると、影の位置が動いていくんだな」と覚えるといいでしょう。

次は体の部分的な、影のつけ方を見ていきましょう!

影の描き方講座へ >>


簡単に動きのある絵を描くコツ「講座紹介・ダイジェスト

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☆絵の中にも空気があって風が吹いてるんです〜

まずは1と2の走っているポーズを比較してみよう!

1は走ってるポーズをしてるだけって感じだけど、2は走ってる動画の一瞬のように見えませんか?同じポーズでも絵の中に風が吹いているような描き方をすると見た目がこんなに違ってくるョ(◎o◎)


↓こちらの元気に手をふっているポーズも比較してみてください!

……何も考えないで描くと、1のように描いてしまうことが多い…。
(わたしの経験談)
でも、2は『風』に加えて、キャラの身体に『くねり』を加えてあるので、
動きがあって生き生きと見えると思います。
1と2は同じポーズでも見た目がこんなに違うのだ(◎o◎)

とにかく絵の中にも風が吹いてるってことを忘れずにね…☆


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線画の描き方と影のつけ方「講座紹介・ダイジェスト

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●2パターンの線画と影のつけ方
最初にお話したいのは、線画の描き方と影のつけ方や組み合わせは、線の強弱の特徴をはじめ無数にあります。それぞれのイラストレーターの方が自分の絵柄にあったものを考えて描いています。
だから、「これが正解」というはっきりしたものがあるわけではないので、キャラの影付けは難しい、と感じる1つの原因になっている気がします。

今回は、いまひとつ影がよくわからないという方の為に、私がベースとして影の種類を2パターンにしぼってお話したいと思います。

★線画のデフォルメ
はじめに、線画のデフォルメの種類についてお話しますね☆ 線画のデフォルメとは、線の強弱や、細かく描きこむなどキャラクターに合わせた線画の描き方のことです。

ここではアニメ風とマンガ風という言い方で「2パターンの線画」を説明します。

1 アニメっぽい線画(描画の線の数が少ないデフォルメ例)

アニメ風はキャラクターの輪郭を中心に線を描きおこしていきます。一般的には線の強弱(太い細い)をつけ、服のしわなどの描線は少なく描きます。

また、ちびキャラ(SDキャラ)は太めの線で描くことも多くよりシンプルに記号化された線画になります。

2 マンガっぽい線画(描画の線の数が多いデフォルメ例)

続いて同じ絵を、今度は髪の毛や服のしわなど描線をたくさん描き込んだマンガっぽい線画です。
マンガ風は描線が多いので、通常はアニメっぽい線画に比べて細めの線で描くことが多いです。この2つの線画を違いを見比べ、自分で描くときも意識して線画を見るようにしてください

○ポイント
描き慣れていない方は、気分によって「こうやったら、うまく見えるかな」とイラストごとに描線を多く描いたり、減らしたりしてしまってます。これでは線画デフォルメが定まらず、陰影の表現があいまいになって、なかなか上達しません。はじめは、「こういう線画で描こう」と決めて描いてみてください
……じゃあ、このことを頭に入れて確認したら、次の説明へ…

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ミニキャラの描き方・応用「講座紹介・ダイジェスト

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かわいいコスプレイラストを描いてみたいな〜っと思ったことはないですか?…ということでミニキャラでコスプレキャラを描きたいと思います。

今回は服や小物などミニキャラクターをかわいく見せるパーツの描き方を説明していきますよ。SDキャラ、ちびキャラを、かわいく描いてみよう〜!

ミニキャラは2頭身、3等身のスーパーデフォルメキャラが中心で、線の数が少なくパーツが単純なので、普通の等身のキャラよりも簡単に描けるような気がしますよね。
ミニキャラといっても色々な書き方があるんです。ここでは2パターンにしぼって描き方を説明します。

普通の等身のキャラクターを、小さくデフォルメしたものがミニキャラですよね。(小さくデフォルメするコツについてはコチラをご覧ください)

それではデフォルメの種類を説明します。

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キャラクター講座一覧


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プロフィール


丘田ぽんち:イラストレーター

マンガ系専門校にてキャラクターを担当してます。
詳しいプロフィールはコチラから

★私が携わった書籍のご紹介★



★晋遊舎さま発行の【イラストスーパーテクニック】にて「イラストスーパーテクニック講座・キャラクターの描き方・デザイン」を担当させていただきました。

今回はピンポイントでキャラクターの描き方(女の子バージョン)などが載ってます。


★晋遊舎さま発行の【DrawBoys -男の子を描く!-】にて「イラストテクニック講座・男女の描き分けを理解しキャラクターをつくる」を担当させていただきました。

キャラクターのつくり方(男の子バージョン)男の子らしいしぐさのコツなどが載ってます。



★宝島社さま発行の【ディズニーキャラクターイラストポーズ集】にて、私がイラストの解説アドバイザーを担当させていただきました。
この本はディズニーイラストのHow to Drawブックです。独特の動きやしぐさ、デフォルメなどのディズニーアニメの表現をていねいにわかりやすく解説しています。

★本の詳細はコチラから

(リンク先では本の中身を少し見ることができます