私が、アニメ・マンガ系専門校でキャラクターの描き方の講師をさせていただいて感じた事を、初心者の方向けの絵の描き方から、イラストの描き方の上達のコツなどワンポイントレッスン的なキャラクター講座としてアップしてます。 ★YouTubeでイラストクリニック(お絵かきアドバイス動画)配信してます!
超!初心者が上手な絵を描くために 2023.12.1 UP
何で絵がうまく描けないの?そんな方のためにキャラクターのアタリの描き方、模写のコツなどを、マンガ専門校講師がわかりやすくご紹介
★この他のキャラクター講座の目次(一覧)はコチラから
「なんで上手にキャラクターが描けないんだろう……」
絵を描きたいと思っている方へ
最近、マンガスクールに来られる方の中に「独学で練習したけど上手く描けないので習いにきました」という方が目立つ気がします。
今は書店には多くの技法書が並び、ネット上ではイラストの描き方が無数にアップされていて絵を学びやすい環境ではありますが、情報が多すぎて、絵の初心者方の中には混乱して「どの描き方がいいの?」とか「全然描けるようにならない」など、絵の悩みが減らない方もいらっしゃいます。
「絵を描くことは楽しいこと」でも、それが苦しみになってしまうのはとても残念です。
今回は超初心者の方、また、ちょっと練習したけど、うまく描けない方向けに、絵の描き方を基本的なことからやっていきたいと思います。
■初心者が上手な絵を描くために 更新履歴(目次)
G想像でキャラクターが描けないときは??
2023.12.1 up
かわいい顔を想像で描く簡単なやり方、何もイメージがないとき想像するコツ
F色々な絵が好き!何でも描けるようになりたい2020.6.4 up
好きなキャラクターを描くためには
Eかわいい顔の型を意識して描こう!2019.8.29 up
線の描き方で、絵が変わる!
Dそもそも何でアタリがうまく描けない!? 2019.4.25 up
アタリがうまく描けないその原因とは
C何でキャラがかわいく見えないんだろう? 2019.3.28 up
模写した時、キャラが似ない、かわいく見えないその理由とは
B何で下描きの線がきたないんだろう? 2019.3.14 up
筆圧で絵の印象が変わってしまう
A思いどおりに線が描けないのは何でだろう? 2019.2.20 up
絵を描く時のペンの持ち方、線を描くコツと練習方法
@どんな道具を使えばいいの? 2019.2.14 up
マンガ絵を描くための筆記具の選び方
道具選びを気にしている人が多いですね。デジ絵はiPadなど使っている方も多いと思いますが、今回はアナログからやっていきたいと思います。
大きな100円ショップでは、色々な筆記具が売ってます。画材店では高価な極細シャーペンなどもあります。でもちょっと試しに使ってみるには100円ショップのシャープペンでもよいと思います。描きはじめの方は、どのタイプのペンが自分にあっているかわからないので、使ってみてよければ高価な物にステップアップしてみましょう。
皆さんも美術の授業ではスケッチブックに鉛筆や練り消しを使って、濃淡をつけたりして絵を描いた経験があるのではないでしょうか。
アナログでのマンガ絵はキャラクターの輪郭線などを描いて、モノクロで仕上げたり、彩色をしたりします。
今の100円ショップではシャープペンでも、色々な芯の太さのものがあるので、絵が描きやすいです。一般的なシャープペンは0.5ミリの芯だと思いますけど、0.3ミリとか0.9ミリなどの芯の太さの物もあるので、数点ほど揃えておくと便利です。ちなみに芯の濃さはBがおすすめです。
●楽しく描くために(その1)
自分が描きやすいと思ったものが一番です。受講生の方の中には学校の美術の成績が悪くて、鉛筆に苦手意識をもっている方もいます。そういう人はシャープペンの方が気持ちを新たに練習できたりするようです。
●模写と初心者
初心者の方の場合、絵の練習というと模写から始められる方が多いですね。けれども中には、うまく真似られずに、目や髪の毛の描写を省略したりして、適当に描いてしまう人もいます。
あなたが描きたいと思った絵には、あなたが「かわいい」「かっこいい」と思う部分が、絵の中に入っています。
模写をする意味はそれを見つけて、描き起こすことでもあります。最初はオリジナルを入れずに描きましょう。
【Bさんが描いたハート】
●シャーペンの持ち方と絵
人によって、ペンは色々な持ち方(握り方)をしていると思います。
絵を描く上で大切なことは「自分の思ったところに直線や曲線を描けるかどうか」ということ。ハートを描いてもらったのはそのチェックのためです。
ハートにはいろいろな要素があります。
左右のバランス、曲線の滑らかさや、先端の尖りなど(キャラの顔の輪郭などを描く時の基本的な要素が入っています)もしも、きれいな線を描く事が難しいようなら、ペンの持ち方を少し気にしてみてはいかがでしょうか。
●絵が描きやすい持ち方
これが通常の絵を描く場合の「描きやすい持ち方」です。
シャープペンの角度は斜めになるので、ペンの先端部分が少しだけ見えている状態です。右手の小指は紙に軽くあたっている状態が普通です。
■絵が描きにくい持ち方
続いて、描きにくい持ち方の例です。
※小指を伸ばして描く人
これはたまに受講生で見かける「変なペンの持ち方」をしている人の例です。くせで小指をのばして描いています。
これでは小指の先が紙にぶつかってしまい、描きづらいと思います。腕全体が動かしづらく、とくに円などの曲線が描きづらくなってしまいます。
※シャーペンを垂直に立てて描く人
まるで筆を持っているかのように、ペンを垂直に立ってて持っている例です。この場合、紙に手の小指は全く触れていません。腕も紙にあたっていないので、自在に手を動かすことはできるのですが、手全体にふらつきがでてきます。
この持ち方は、おおざっぱなアタリを描くときにはいいのですが、細かい部分を描くこときには手が震えやすくなります。
利き手の小指を紙の上に軽く置くようにすると、手が安定して、細かい部分が描きやすくなるので、目的によって持ち方をコントロールできるといいと思います。
●初心者とアタリ線
マンガ絵を描くとき、初心者の方はあまりアタリを丁寧にとらない方が多い気がします。描き慣れている方なら、ラフなアタリからも描き起こせますが、描き慣れてない方は形が想像できていないので、バランスの狂った絵になってしましがちです。
最初は「アタリをうすく丁寧に描く」ことが大切だと思います。
●筆圧とペンの持ち方について
これは描きにくい変な持ち方の例です。とくに筆圧が高めの男性に多くみられます。ペンを強く握りすぎると筆圧が高くなってしまい、鉛筆やシャープペンの芯が頻繁に折れるのが特徴です。
軽くペンの先を紙にあてるだけでも線は描けます。
◎消す時は、こんな風に軽く消しましょう。
△ゴシゴシと力いっぱい消すと紙が痛んでしまいます。
●絵を描く紙について
絵を描く紙は色々な種類があります。100円ショップには厚みのある画用紙やクロッキー紙などの薄い紙も売っています。どれも描きやすい紙ですね。ちょっと遊びで描くならA4サイズのコピー用紙がおすすめです。
●イラストを模写するちょっとした裏技
皆さんが描いてみたいと思うキャラクターは、多くは彩色されているカラーイラストだと思います。実は初心者の方はこの色合いに惑わされて、輪郭線を描く時に形をとらえにくくなっていることがあります。ちょっとしたことですが、カラーをモノクロに変換してみると、輪郭線がわかりやすくなります。スマホの場合は「画面をモノクロにする」で検索するとやり方がででたりします」
●目が大きめの幼い顔立ち
●ロングヘアー
●顔の印象が強い傾向
●かわいらしさをちゃんと理解して描こう!
キャラクターには色々な可愛らしさがあると思います。今回の「かわいらしさチェック」では、Bさんは真ん中の女の子を選びましたが、皆さんの中にはショートカットの子や目の小さい女の子の方がかわいいと思う方がいらっしゃると思います。人によって、かわいいと思うキャラクターはみんな違うものです。だから描きたいキャラクターも様々なはずです。
でも、なぜ自分がその絵を選び、どの部分がかわいいと思ったのか、はっきりとわかっていないと、自分自身がかわいいと感じる絵が描けません。「なんとなくかな〜」からは卒業しましょう。
●顔のアタリの取り方と考え方
初心者の方の絵を見ると、顔のアタリの十字線を技術書などを参考に、なんとなく見よう見まねで描いている感じがします。大切なのは、その線で何のバランスをチェックしているかを理解して描く事だと思います。
目の真ん中に横のアタリ線を入れた人が目が描きやすい人もいれば、鼻の位置に入れた方が描きやすい人もいます。皆さんはキャラの顔を描く時、どの位置に横のアタリ線を入れた方が描きやすいでしょうか?描きながら考えてみましょう。
●アタリの面白さと難しさ
アタリの描き方はいろいろあります、描き慣れた方ならAのアタリの描き方でも色々なバリエーションの顔が描けます。ただ、初心者の方はアタリそのものの形の影響を受けやすいで、自分が描きたいキャラクターに、なるべく近い感じのアタリの方がいいと思います。
●初心者と上級者のアタリ
●感覚で描く大切さ
初心者の方の中には「うまく描きたい」と思うあまり、模写するとき定規を使おうとする方がいます。
もちろん、背景や小物を描く時には必要になることもありますが、わたしはキャラクターを描く時に使うことはおススメしてません。
定規で測って描いたりしていると、いつまでもそれに頼ってしまい、描く感覚が伸びない方が多いと感じるからです。「自分の目でバランスを図れるようになる」ことが上達のポイントだと思います。
●アタリを意識すると絵が下手になる!?
スクールの受講生の中にも「アタリを取ると絵が下手になる」という方がいます。大きな原因のひとつは目や鼻の位置など、バランスを取ることに意識を集中しすぎて、全体の描写を考える余裕がなくなっているからだと思います。例えばバランスにこだわって、ガイコツの骨組みのようながっちりとしたアタリを描いてから描くと、普段描いているキャラよりも生気のない堅苦しい顔になってしまったり、ロボットのような死んだ表情になってしまう人もいます。
●Bさんの絵を、赤い線で上からなぞり描きします。
●赤い線を黒い線に戻します。なぞり描き完成!
●線の面白さと難しさ
改めて上の二つの絵を見比べてもらうと、線の描写が違うと、見え方が全然ちがうと思います。
当然、アタリはちゃんと描いた方がいいのですが、描きはじめの方は、アタリの線を意識しすぎてしまい、絵を描く気持ち(脳)が固くなってしまう傾向があります。
しっかりとしたアタリがある場合、デッサン的な狂いは少なくなるのですが、無機質な線なりやすいのです。
アタリから描く事に慣れてきたら、目の描線や髪の線などを、きれいに描く事を意識すると、キャラクターが可愛く見えてくると思います。
●キャラクターを好きになるキッカケ
キャラクターを好きになるキッカケ、それは色々あると思います。マンガを読んで凄くかっこいい思ったり、イラストの中に描かれたキャラを可愛い、と思ったりと。でも、その好きになったきっかけが、時には初心者の方が、絵を描く時に、上達の邪魔をしてしまうこともあります。
●まずは、本当に好きな絵柄を1つ見つけよう!
上にある3つの女の子のキャラクターはデフォルメ(誇張)が違います。皆それぞれのかわいらしさ、美しさがあると思います。
スクールに学びに来られる初心者の方の中には、「いろいろな絵を描きたい」と言って、沢山のキャラクターの資料を見せてこられる方がいます。中には、まったくジャンルの違うマンガ本を持ってこられる方もいます。お話を聞くと、絵というよりは「読んでるマンガのキャラクターの性格が好き」という感じです。
でも、いざ学習をはじめてみると、その方の描く絵柄は、”好きな絵柄”とは違うということがあります。その中で、ふと感じたのは「絵として、本当に自分の描きたいキャラクター絵を見つけられてないのでは?」ということでした。
初心者の方が、絵を描きはじめるには、とりあえず、自分の好きな絵柄を「1つに決める」ことだと思います。
●想像で絵を描こうとすると描けない!?
「模写だと描けるけど、ちょっと想像でキャラを描こうとすると、描けなくなってしまう」「どうやって描いたらいいか迷ってしまう」などという悩みをよく受講生からうけます。お話を聞くと、難しく考え過ぎずていることが多いように思います。まずは顔のアタリからはじめて、キャラの顔のイメージを作っていきましょう!
●何もイメージが思い浮かばないときは
初心者の方が想像で描く場合、いきなり全部想像で描くことは大変かと思います。なので、最初に、顔から考えて、次に体の形を想像するといったように順番に考えた方がやりやすいと思います。 好みの顔のバランスが決まったら、その顔に合った体系(全身)を考えてみましょう。
●キャラクターの体系が決まったら…
顔と体系が決まったら、次は顔と体系に似合った服を着せてみましょう。服が決まったら最後にポーズを考えます。ここでは、比較しやすいように3人を同じポーズで描いていますが、キャラクターの性格を考えて、その性格が伝わるようなポーズを考えるといいでしょう。(キャラのポーズを作るやり方について詳しく知りたい方は、こちらを見てくださいね)
★この続きは、しばらくお待ちください。
●キャラクターの顔の描き方・コツ
キャラクターを書くとき、最初はなんといっても「上手に顔を描きたい」ではないでしょうか。
でも、かわいい顔を描きたいと思っても「バランスよく描けない」とか、角度を変えて描くと「同じ顔に見えない」なんてことは、描き始めの頃はよくあることです。
ポイントは3つ「髪型・輪郭・目のバランス」です。でも、今は「こういう事を気にして描くのか」くらいに思ってもらえれば十分です。
●バランスがとりやすくなる顔を描く順
はじめにイラストとしてよく描かれる向きの顔の描き方をやりたいと思います!
「顔はどういう順番で描くの?」という質問を聞くことが多いのですが、描く順は決まってないです……でも、髪の毛から顔を描き始める方は少ない気がします(;´Д`)
そこで普段わたしが描いてて、バランスがとりやすくなるなぁと思っている描く順番を公開しちゃいます(=∵=)
まず輪郭を描いて、それに頭部をのせて顔のベースを作ります。続いて顔の中心線を入れますが、これは曲線で描くといいでしょう。この中心線を目安にまつ毛を描いて目の位置をきめて、目を描きます。
目を描いてから髪の毛を描くほうが、顔の完成を想像しやすいので、初心者の方は描きやすいと思います。
(眉毛は前髪と重なってるので、アナログの場合は描き直しづらいため、ここでは前髪を描いてから眉毛を描いてます)
中心線を目安に鼻や口、眉毛を書き入れて、目の中も描きこみます。不要な線(中心線など)を消し、線を整えます。
★目の詳しい描き方はコチラを参考にしてみてね
●簡単に女の子をかわいくみせる描き方
さらに、もっとかわいく完成させるには、髪の毛を細かく描いたり、ヘアーアクセサリーを工夫したりするといいと思います。
これで、顔の完成です!!つり目でツインテールの女の子☆軽〜いノリで描いてみて(ゝω・)
●簡単にキャラを上手にみせる描き方
初心者の方が簡単に顔を上手にみせるコツは、まつ毛と顔の輪郭を強調して描くこと(^○^)
まずは、基本となる顔の描き方を最初のレッスンにやりました。
描き方講座では、さらに目の描き方、髪の毛の描き方など、色々とやっていますので、よろしければ、ご覧くださいませ。
皆さんの参考になれればうれしいです。
★画像をクリックすると各講座のページに移動します。
おすすめ講座の最初の説明部分をご紹介!
ここではキャラクターの全身、基本の立ちポーズの描き方をやりたいと思います!
立ち絵を描くコツは少しだけ動きをつけることです。そうすると「棒立ち」にはならず、キャラがかわいく見えます。
また、かわいいキャラクターといっても、色々なタッチ(色々な描き方)があると思います。今回は3つのタイプのキャラの描き分けをしていきたいと思います。("^ω^)
■基本的な立ち絵を描く
では、ベースとなる基本的な6頭身のキャラクターを描いてみたいと思います。はじめは描線の数が少なくて、色々なタッチに変更しやすいアニメっぽい絵柄をイメージして描いてみます。
●まず、キャラの頭部のアタリのO(マル)を描きます。
◎頭のアタリの描き方はこんな感じですo(≧▽≦)o
◎丸を描きます。
◎下にあごの形を描きます。
◎顔の中心線を十字に入れます。これで頭のアタリはできました。
■それを6つ並べて、6頭身のキャラクターのベースを作りますo(≧▽≦)o
●背の高さ(頭身)を決める大切さについて
これは初心者の方によくあるパターンですが、描く時にキャラクターの頭身を考えないで(顔から順番に)描きはじめると、身体がでっかくなりすぎる場合があります。
あんまり身体がデカイとかわいく見えない…かも(つд`)・゚・
…なので、最初に頭のアタリをとってから、全身のアタリを描き起こすといいでしょう__φ(..)
■キャラの立ちポーズの描き方講座へ >>
☆ミニキャラをかわいく描いてみよう
小さくデフォルメしたキャラのことを、ミニキャラ、チビキャラ、(ちびキャラ)SDキャラ…とかっていいますよね☆
ここではミニキャラと言ってますが、ミニキャラは主に、2頭身キャラと3頭身キャラがあります。
●2頭身キャラの描き方
まずは2頭身キャラの説明から。アタリ線を描くとき、2つの丸の大きさが大体同じように描くといいです。アタリ線だからといって、雑に描いて大きさが違っていると、うまく描けません
2頭身キャラのコツは、顔も身体もぽっちゃりな幼児体系(キューピ○人形みたい)にして、首を細く短く描くとかわいく見えます!
★性格を考えながらキャラの顔を描こう!
キャラの顔を描くコツは、簡単に言うと、キャラクターの性格が見た目で想像できるように描くということです。キャラクターだって生きてる人間と同じ(と思ってください)なのだから、当然性格も作ってあげないとダメですよね(o>ω<o)
それでは、色々な顔の描き方をやってみたいと思います。お嬢様系、優等生系…などと描いてあるのは、勝手にわたしがキャラの見た目の雰囲気に合わせて決めたことなのでノリで見てください。
●キャラクターの基本の表情について
マンガキャラならストーリを作るうえで性格設定は当然のことですが、
イラストでもある程度は作っておかないと、キャラの服装とか、似合うポーズとか何も決められなくなっちゃいますから…
。・゜・(ノД`)・゜・。
●表情の描き方の基本
上の表情はプチトマトに表情をつけたものです。
こんな野菜でも顔をつけると命が宿ってみえませんか?
表情を決める第一歩は、最初に基本の表情を決めることです。
基本の表情とは、その女の子の普通の表情(自然な状態の顔)のこと。つまり、いつも怒ってるような顔が基本の顔(普通の表情)の場合もあるってこと。
■女の子の描き方講座へ >>
★マンガやイラストのキャラの目のデフォルメ
「目の描き方を教えてほしい」というご要望が多かったので、このへんで顔の描き方にからめてワンポイントレッスンやります!
まず基本的なことですが、上のまつ毛を太めに描くと目がはっきりしてかわいくみえます。
リアルの女の子も、つけまつ毛や、アイライナーをしてお洒落してますよね。まつ毛は太めのほうが、かわいくみえるもんです。
目を描くときのコツは白目の形に気をつけて描くといいですね。
モノクロで描いてるときは気にならなくても、色をつける時、白目の形が変だと肌の色の部分と、白目の色の部分の境目があやふやとなってしまい、困ってしまいます。
■目の描き方講座へ >>
☆女の子らしさ、男の子らしさを知って比較してみよう!
まず、はじめに幼い男の子、女の子の描き方の違いから見ていきたいと思います。
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★髪の毛をかわいらしく見せるコツ
キャラクターを描くとき、表情と同じくらい気になるのが髪の毛。
今回は髪の毛をかわいらしくみせるポイントです。
まず、髪の毛の描き方ですが、大体、下の3つに分かれるかと思いマス。
@はアニメキャラなどに多い、まとまりのある髪の表現
Aはマンガキャラなどの線(描線)が多い表現
Bはファンシーイラストなどに多い、デザイン的(ヘルメットっぽい?)髪です。
次に、かわいい髪の毛を描くコツですが、毛の流れに動きをつけるといいです。毛先にいくにつれて、少しずつ細かく描き込んでいくと絵のクオリティーがあがって見えるかなと思います(*´ω`*)
髪型よりも、髪の毛の流れや動き方の練習をするほうがいいかと…☆
「毛先はどんな風に細かく描くの?」という方のために、ちょっとしたコツを説明☆
■髪の毛の書き方講座へ >>
「キャラクターの影のつけ方をわかりやすく説明してほしい」との意見が多くありましたので、わかりやすく画像を増やして、説明を全体に加筆し、リニューアルしました。
「キャラクターに影がうまくつけられない」イラストやマンガを描き始めたばかりの方はそう思うことが多いのではないでしょうか。
キャラクターイラストではジャンルによって色々な影の書き方をしたり、マンガではトーンを使って陰影を表現したりしますが、まずは、最初に顔の影のつけ方(影の考え方)から見ていきましょう!
下の例はアニメっぽい影の例ですね。(よくある影のつけ方5パターン!)
影をつける時は「光がどこから差しているのか」を考えます。
そして、髪型や輪郭、顔の目鼻立ち(おうとつ)、体におちる頭部の影を考えて描きます。文字で描くとなんだか難しく感じますが、絵にすると下のようなカンジです
ここでは、「光の方向が変わると、影の位置が動いていくんだな」と覚えるといいでしょう。
次は体の部分的な、影のつけ方を見ていきましょう!
■影の描き方講座へ >>
☆絵の中にも空気があって風が吹いてるんです〜
まずは1と2の走っているポーズを比較してみよう!
1は走ってるポーズをしてるだけって感じだけど、2は走ってる動画の一瞬のように見えませんか?同じポーズでも絵の中に風が吹いているような描き方をすると見た目がこんなに違ってくるョ(◎o◎)
↓こちらの元気に手をふっているポーズも比較してみてください!
……何も考えないで描くと、1のように描いてしまうことが多い…。
(わたしの経験談)
でも、2は『風』に加えて、キャラの身体に『くねり』を加えてあるので、
動きがあって生き生きと見えると思います。
1と2は同じポーズでも見た目がこんなに違うのだ(◎o◎)
とにかく絵の中にも風が吹いてるってことを忘れずにね…☆
■動きの描き方講座へ >>
●2パターンの線画と影のつけ方
最初にお話したいのは、線画の描き方と影のつけ方や組み合わせは、線の強弱の特徴をはじめ無数にあります。それぞれのイラストレーターの方が自分の絵柄にあったものを考えて描いています。
だから、「これが正解」というはっきりしたものがあるわけではないので、キャラの影付けは難しい、と感じる1つの原因になっている気がします。
今回は、いまひとつ影がよくわからないという方の為に、私がベースとして影の種類を2パターンにしぼってお話したいと思います。
★線画のデフォルメ
はじめに、線画のデフォルメの種類についてお話しますね☆ 線画のデフォルメとは、線の強弱や、細かく描きこむなどキャラクターに合わせた線画の描き方のことです。
ここではアニメ風とマンガ風という言い方で「2パターンの線画」を説明します。
1 アニメっぽい線画(描画の線の数が少ないデフォルメ例)
アニメ風はキャラクターの輪郭を中心に線を描きおこしていきます。一般的には線の強弱(太い細い)をつけ、服のしわなどの描線は少なく描きます。
また、ちびキャラ(SDキャラ)は太めの線で描くことも多くよりシンプルに記号化された線画になります。
2 マンガっぽい線画(描画の線の数が多いデフォルメ例)
続いて同じ絵を、今度は髪の毛や服のしわなど描線をたくさん描き込んだマンガっぽい線画です。
マンガ風は描線が多いので、通常はアニメっぽい線画に比べて細めの線で描くことが多いです。この2つの線画を違いを見比べ、自分で描くときも意識して線画を見るようにしてください
○ポイント
描き慣れていない方は、気分によって「こうやったら、うまく見えるかな」とイラストごとに描線を多く描いたり、減らしたりしてしまってます。これでは線画デフォルメが定まらず、陰影の表現があいまいになって、なかなか上達しません。はじめは、「こういう線画で描こう」と決めて描いてみてください
……じゃあ、このことを頭に入れて確認したら、次の説明へ…
■線画の描き方講座へ >>
かわいいコスプレイラストを描いてみたいな〜っと思ったことはないですか?…ということでミニキャラでコスプレキャラを描きたいと思います。
今回は服や小物などミニキャラクターをかわいく見せるパーツの描き方を説明していきますよ。SDキャラ、ちびキャラを、かわいく描いてみよう〜!
ミニキャラは2頭身、3等身のスーパーデフォルメキャラが中心で、線の数が少なくパーツが単純なので、普通の等身のキャラよりも簡単に描けるような気がしますよね。
ミニキャラといっても色々な書き方があるんです。ここでは2パターンにしぼって描き方を説明します。
普通の等身のキャラクターを、小さくデフォルメしたものがミニキャラですよね。(小さくデフォルメするコツについてはコチラをご覧ください)
それではデフォルメの種類を説明します。
■ミニキャラの描き方・応用へ >>
クリックすると各講座ページに移動します。*画像付き目次はコチラから
丘田ぽんち:イラストレーター
マンガ系専門校にてキャラクターを担当してます。
詳しいプロフィールはコチラから
★私が携わった書籍のご紹介★
★晋遊舎さま発行の【イラストスーパーテクニック】にて「イラストスーパーテクニック講座・キャラクターの描き方・デザイン」を担当させていただきました。
今回はピンポイントでキャラクターの描き方(女の子バージョン)などが載ってます。
★晋遊舎さま発行の【DrawBoys -男の子を描く!-】にて「イラストテクニック講座・男女の描き分けを理解しキャラクターをつくる」を担当させていただきました。
キャラクターのつくり方(男の子バージョン)男の子らしいしぐさのコツなどが載ってます。
★宝島社さま発行の【ディズニーキャラクターイラストポーズ集】にて、私がイラストの解説アドバイザーを担当させていただきました。
この本はディズニーイラストのHow to Drawブックです。独特の動きやしぐさ、デフォルメなどのディズニーアニメの表現をていねいにわかりやすく解説しています。
★本の詳細はコチラから
(リンク先では本の中身を少し見ることができます)
★人気キャラクター講座
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